朝鮮戦争後の混乱期に強く成り上がって生き抜こうとする下流(チンピラ)な男・・・義理の姉との恋をベースに、混沌とする時代の流れに呑まれながら、危険と背中合わせのヤクザなビジネスでしのいでいく様を描く。
韓流の巨匠イム・グォンテク監督はいつにも増して真面目・・・と同時に、そこに物足りなさは感じるかもだが、逆に韓国では新鮮に映るかもしれない。
まぁ、個人的には、時代考証にこだわったセットや、主演のチョ・スンウの熱演を楽しむにとどまったが・・・何度か出て来る映画館のシーンが印象に残った。
そう、懐かしき邦画の任侠作品を見た様な余韻で、最近見た『渋谷物語』を思い出しました。