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キャノンボール2のワンのレビュー・感想・評価

キャノンボール2(1983年製作の映画)
3.0
前回のレースで優勝を逃したアラブの王族ファラフェル家のシーク王子(ジェイミー・ファー)は、父王(リカルド・モンタルバン)に自らキャノンボールを主催し、自分が優勝して汚名をそそぐよう厳命された。優勝賞金100万ドルに惹かれて、多くのキャノンボーラーが西海岸のLAに集まって来たが、その裏では落ちぶれたマフィアのカネロニ一家のドンドン(チャールズ・ネルソン・レイリー)が借金返済ためシーク王子の誘拐を画策していた。


冒頭のカウンタックとパトカーの追走劇はカッコ良く、本番のレースも同様の展開を期待させたが、豪華キャストのやり取りがメインになっていてがっかりした。フランク・シナトラやシャーリー・マクレーンなど大物が出ていて楽しい。他にもテリー・サバラスやオランウータンが大活躍。

前作と同じキャストでお馴染みのキャラが多数を占める一方、ジャッキーは前作と同じキャラなのか分からない。パートナーがマイケル・ホイからリチャード・キールに替わっている。007ネタがやりたいならロジャー・ムーアを出せば良いのにと思った。出番は少なくなっていて扱いも雑になっている気がした。終盤の大乱闘で活躍の場が与えられると思ったらキャプテン・ケイオスに持っていかれてしまったのは残念だった。
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