滝和也

ネバダ・スミスの滝和也のレビュー・感想・評価

ネバダ・スミス(1966年製作の映画)
3.3
ロックマンだった
父と母を惨殺
された…マックス…
3人の犯人を追い求め
荒野を行く…
読み書きも銃の撃ち方、
そして神の存在も知らぬ
男はやがて成長し…

「ネバダ・スミス」

ご存知スティーブ・マックイーンの絶頂期に作られた復讐譚。当時すでに青年だったマックイーンが少年から演じており、父母を殺害した犯人を求めて東奔西走しながも苦難の道の中、成長していく姿を描かんとした作品。

う〜ん…。そもそもマックイーンのイメージにあってない気が…。確かに荒野の七人にしても、大脱走にしても若く、跳ねっ帰りのイメージだったけども…。そもそも未熟者のイメージがないので、前半の騙されまくりの上、世間知らずな感じが似合ってない。その段階で、あ…何か期待してたのと違うに…。

しかも3人に復讐を遂げるストーリーで尺を食いそうな内容で、まどろっこしい展開が…。一人目はまだしも二人目は…どうにも…。どれも真正面からのカッコイイ感じでなくて、妙にリアリティがある泥臭い感じで…?ですわ。銃商人に習って強くなった意味は…?。

後半もいきなり神父出てきて…ラストのそれはどうなのと。ある意味殺すより辛い未来しかない撃ち方してませんか…笑とどうも、私の趣味に合わない展開。

マックイーンのクールでガッツリカッコイイのが見たかった所に…これを見たらいかんヤツだった。女性に対しても酷すぎでしたし…(T_T) 成長していく姿ならもう少しやりようが、職人気質のヘンリー・ハサウェイ監督ならばあった気がしますし、もうちょいカッコ良さがあっても…(T_T) 

因みに何となく冒頭からのストーリーは戦闘メカザブングルのジロン・アモスの感じが…。西部劇の定番なんだろうなぁと。ザブングルは西部劇をモチーフにしてましたからね…。サンライズヲタの戯言です(笑)
滝和也

滝和也