エアール

プレイヤーのエアールのレビュー・感想・評価

プレイヤー(2012年製作の映画)
3.4
ジャン・デュジャルダン×ジル・ルルーシュのゆるゆるコンビ。
テキトーだけどどこかかっこいいおじさん達から大人の愛の駆け引きを学ぶ 笑

映画「アーティスト」を観た時も良い印象でしたが、改めてみてもジャンは良いですね!!
今回は主演だけでなく、監督、製作、脚本にも関わっております。

オムニバス形式とあって
短編の連なりなので比較的観やすいのも本作の特徴でしょうか。


パリ 夜
互いに妻(子)がいるにも関わらず
クラブへ行っては
女性を口説く→ベッドイン→朝帰り
このサイクルをほぼほぼ毎日繰り返す悪友コンビ、フレッドとグレッグ。
なんだかんだサイクルが成功してるんだからスゴイわな、50歳のおじさん連中なのに 笑
ーー調子づいた彼らは
一旦現実から離れ、ラスベガスへ遠征し
そこで出会った美女らと浮気しまくる計画を企てる
ーー各々妻に上手いこと説明し、ラスベガスの地へ降り立った彼ら。

早速コールガールを部屋に呼び
ベッドへ向かうもその後予想だにしない事態へと急転していく…。


浮気、呵責と家族との関係性、など
各話でシチュエーションこそ違えど
結局根本の部分は同じなんですね。

クラブで知り合った女性、
職場の同僚、
大学生、
コールガール、…、
相手も色々、感じ方もいろいろ。
付き合い方も変わってくる。

妻との言い争い、
浮気歴を知りたがる妻、
同性愛、
セックス依存症、…。
ユーモアがたっぷり散りばめられている一方で真剣に受け止めなくちゃならない問題も混在してある。

男が浮気する場合と
女が浮気する場合とで捉え方が変わる傾向にある男、
正当化したり、自分責めたり、相手を責めたり、…。
ある種の“不公平さ“があってそれが当たり前のようにごく自然に根付いてしまっていることが問題の1つである
ーーなるほどね、観ていて考えさせられる場面も少なからずあったので
その点はひとつ勉強になりました。

羽目外し具合が堪らん 笑
エアール

エアール