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悲愁のlemmonのレビュー・感想・評価

悲愁(1979年製作の映画)
3.6
ずっと観たかった作品。
㊗️TSUTAYAレンタル開始!
某オークションサイトとかでたまに見かけていたが高かったので、ありがたやありがたや🙏。


「サンセット大通り」を思わずにはいられない内容。英題のタイトルロール・フェドーナなんて、ビューティースポットの位置がグロリアスワンソン😆。
ただこれは失敗だったのかも🤔。先が読めるよ😏。

話は予想通りに裏切られることなく展開。
ビリーワイルダー監督のどんな系統の作品であれ、歯切れ良く進むテンポの良さは影を潜めてはいて、丁寧に落ち着いて話が進む。

美人女優が一度は頭を抱えるのではないかと一般人が期待してしまうであろう「老い」。何となく予想がつく問題を、踏み込んで描いている。フェドーナはなかなか強烈な執着を魅せる。

「アーティスト」なんかと違いスタアの落ちていく様の粋さはあまりない。「悲愁」とつけられた邦題ほどの哀愁は作品にはなく、諦めの悪い人間が、わがままな行動に出た、といったところか。


いろいろ思いつつも最後まで飽きずに楽しんだ!
ウィリアムホールデンはこの時61才だが、老け込み具合が悲しくなる。70代に見える。体調が悪かったのかも。ヒロインより彼の廃れっぷりに哀愁があった。
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