観賞記録/2022-144
チェコ・ファンタジー・ゼマン映画祭D(2/10)
C悪魔の発明に続き観賞。
ざっくり、ゼマン作品耐性がついたので悪魔の発明ほどは面喰らいませんでしたが、話の展開が別次元。想像力が実体化するような感じ。
ジョルジュ・メリエスの着き世界旅行にも似た感じを受けました。
パタパタと変わる展開は、中期のジャン・ポール・ベルモンド作品にも似た感じがありますので、本作が以降様々な作品に与えた影響のルーツを考えるのも楽しい見方かもしれません。
まだ、10作の出かかりですが、ケイズさんんお特集は、週末切り替えではないので、ハードルはメチャ高いです。

精神医学からミュンヒハウゼンの名を知ると「狂気じみた虚言症」のイメージを持ってしまうのだけど、なんだこの童心あふれる世界。ドイツ4作目のカラー映画は豪華絢爛の色彩世界。繰り広げられる冒険譚はあっけらかんとした子どもの童話。安っぽい特撮も却って似合ってる。

研究対象として鑑賞
全体的にチープな感じなのが逆に味を感じられた
色彩感は結構好み
カレル・ゼマン版評判良さそうなので見てみたい