「何がおかしいってんだ?言ってみろよ」
もうとにかく、ジョー・ペシ。最高だな。いつ銃をぶっ放すのか読めない。神経質に警戒する非情な男でありながら、Goodfellasの不幸に打ちひしがれるロバート・デ・ニーロもすごく良かった。そりゃ、映画賞もこの2人に贈りたくなる。
Goodfellasだなんてよく言ったもので、恐ろしいとしか言いようのないマフィアの連中ほどこういう「家族」とか「仲間」とかってワードを大事にするよね。
不思議に聞こえるけれど、なぜそうなのかがこの映画でわかる。
レイ・リオッタ演じるヘンリーとその妻カレンのモノローグに、いろんなマフィアの謎めいてた論理の解答があったように感じたな。
とにかく語りと名曲にまみれているし、シーンの切り替わりも多い映画でありつつ、わかりやすく描かれているのもすごい。商業映画としての完成度が高いというのはしょぼい言い方だが、随所で長回しがあったり、掘り起こす赤いシーンのシルエットとかカッコいいシーン多くて見事だなあ。
名作、観てよかった。