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靴に恋する人魚のsonozyのレビュー・感想・評価

靴に恋する人魚(2005年製作の映画)
3.0
アンディ・ラウが2006年に立ち上げた、中国・香港・マレーシア・シンガポール・台湾の若手映画監督支援プロジェクト「FFC(Focus First Cuts/アジア新星流)」の第一弾の中の1作。

足が悪く寝たきりだった少女ドドは両親に絵本を読んでもらう時間が楽しみ。
ある日、興味津々の「人魚姫」を読んでもらう。

足の手術をする事になったドドは、麻酔で眠る中、魔女が登場し「幸せとは黒い羊と白い羊を手に入れること。覚えておいてね」と語りかけられる。

足も治り成長した美しいドド(ビビアン・スー)は、靴が大好きすぎる靴コレクター状態。
飛び出す絵本がウリのジャック出版社の会計&雑用担当で働いている彼女は、ドアの隙間から無言で対応する不思議な女性イラストレーターの原稿を受け取りに行く度に、途中にあるマジカルな女性店主のいる靴屋に引き寄せられ、次々に可愛い靴を買ってしまう。

虫歯が痛み歯科へ通い始めたドドは、若い院長スマイリーからデートに誘われめでたくラブラブ結婚。
しかし、その後ドドに悲劇が。。更にスマイリーにも。。

「黒い羊と白い羊」の意味はハッピーエンドなラストで回収されます。

台湾金馬奨: 最優秀美術デザイン賞という事で、ドドのキュートな靴たち、ドドの部屋、ジャック出版社、マジカルな靴屋のインテリアなど、台湾ガーリーテイスト満載。

これは、ビビアン・スーの可愛さを愛でる作品ですね。特に寝顔、寝起きボサ髪の表情、天使です。笑

※どこかで見たような設定だと思ったら、宮沢りえが洋服と靴の購入欲が止まらなくなる『トニー滝谷(2004)』でした。
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