大人のおとぎ話。
何が良いのかうまく説明できないけど、映画の途中は心がざわざわして、最後はほのぼのする。そして、大切なことを教わったような気がする。
アメリカの映画だけど、おとぎ話しの舞台は、少し昔のフランスの田舎町。伝統を重んじ、キリスト教の教えのままに生活しようとする保守的な人たちの町。
そこにオシャレな外観で、美味しいチョコレート屋ができてしまってからの騒動。
町の風紀を乱すと批判的な町長。町の人たちもチョコレート屋は気になるものの店内に入ろうとしない。
それでも美味しいチョコレート、少しずつ町の人に広まりはじめる。
そこに保守的な人にとって、さらにやっかいなジプシー(船で生活する移動型民族)たちが田舎の町にやってくる。
そこで、チョコレート屋はパーティーを開き町民とジプシーを招待する…
保守的で、禁欲的で、排他的な人たちの心までも溶かしてしまうチョコレート。
町の人たち同様、映画を観ている側もチョコレートの魔法にかかってしまう。
私は、チョコレートを掛けたお肉が食べたくなりました。