アキ・カウリスマキ監督作品を少しずつ見ていってます。今回は この「浮き雲」(原題もそのまま)を鑑賞しました。
ある夫婦がそれぞれに職を失い、悪徳業者などから酷い仕打ちを受けながらも 、夫と妻で支え合いながら 生活再建の道を歩んでゆく物語。
いつものカウリスマキ監督の作風でした。
感情を抑えて淡々と進むストーリー。変化が少ない表情。一本調子のセリフ。
妻のイロナ(カティ・オウティネン)が今までに働いてきた功績や同じ職場の人たちに真摯に接してきたおかげで 最後の展開が生まれたのです。
God helps those who help themselves.
神は自ら助くるものを助く。
神は、自分自身で努力する者に手を差し伸べる。
さらには、どん底にいても 諦めずに何とか打開しようともがく人を 神様はちゃんと見ていると言う事ですか、、、、
地味ですが 胸熱くなる良い内容でした。