ゴン吉

アウトローのゴン吉のレビュー・感想・評価

アウトロー(1976年製作の映画)
4.0
クリント・イーストウッドが監督兼主演を務めたウエスタンロードムービー。
実息子のカイル・イーストウッド、ビル・マッキニー、ソンドラ・ロックらが共演。
アメリカ合衆国建国200周年記念映画。

南北戦争末期に北軍ゲリラ隊に妻子を殺された農民のジョージー・ウェールズ(クリント・イーストウッド)が、南軍ゲリラの一行に加わり旅立つ。
道中、一行と別れてお尋ね者のアウトローとなるが、先住民のチェロキー族の老人、シャイアン族の女性、北部の老婆と若い女性、ワンコが次々と仲間に加わっていく。
やがて先住民コマンチ族と一発触発の状況に遭遇するが、お互いに敬意を払って義兄弟の契りを交わし、共存の道を選ぶ。
しかし一方でお尋ね者のジョージーを狙う者が後を絶たず…

イーストウッドが二丁拳銃のアウトローを好演している。
実の息子と親子役を演じていることにも注目です。
ソンドラ・ロックは本作が縁でイーストウッドと交際を始めるなど、まさにイーストウッドファミリーの作品。
南部出身の農民に加えて様々な先住民族や北部出身の老婆と娘が協力し合って生きていく。
これらはアメリカの社会構図のメタファーなのでしょう。
「戦争の痛手は誰しも忘れたいものだ!」

2022.6 テレ東で鑑賞(午後ロード・吹替:佐藤一公 訳)
2020.5 テレ東で鑑賞(午後ロード・吹替)
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