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熱愛者のmingoのレビュー・感想・評価

熱愛者(1961年製作の映画)
4.3
冒頭の銀座のゲリラ撮影とラスト愛した女を雑踏で探すシーンの構造はシンメトリーなのに恋愛模様は全くのアシメなの泣ける!!なんなんだこの映画は。男女の恋愛もので今年のベストでた、ていうかここまで男女の生き物の違いを確信的に描いた映画は類を見ない。時空の歪み方と空気の揺らぎがエドワードヤン、分子レベルで侵された、とんでもない傑作!!井上和男は今年友人と凄くない?て話をしてただけあって再評価の気運高まって欲しいし、井上和男だから観とくかくらいの気持ちでヴェーラ行ったら今年1の拾い物。まぁそりゃそうかシンカネ脚本は傑作揃い!結婚できない男の、理想を追う自己中恋愛はじぶんも含め世の中の未婚男性の必見映画にして己の行いを悔いあたらめて頂きたい。雨戸のイかれた舞台装置としての機能も目を見張ることながら、滴る艶髪に見えそうなバスタオル姿で誘う岡田茉莉子の誘いに応じるどころか「人前だぞ!はしたないっ」とブチギレる芥川センセどうかしてる!
伊藤雄之助がボソッと言う台詞にこそ「気付き」が詰まっているゾ芥川…
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