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ターザンのyuraのレビュー・感想・評価

ターザン(1999年製作の映画)
5.0
︎︎︎︎︎︎ほんとにほんとにディズニー作品で1番大好き…………!!!!!!!!!!
映画を好きになったのも、今ここでレビューを書いてるのもこの作品のお陰。
感謝すべき、大切な1本。

ディープキャンバスでの作画によって実現した奥深く立体的でリアルなジャングルと自然美。
そこを颯爽と駆け回るターザンがかっこいい。
お姫様抱っこ→壁ドン→顎クイの下りよ。
自分はジャングルと人間界どちらで生きるべきなのかという精神的なアイデンティティに対する葛藤を全体を通して描いていることで、お話により一層の深みが出ていると思う。

ターザンを担当したアニメーターのグレン・キーンさんは、人間の解剖学に基づいた身体や筋肉の作りという内面からの研究を重ねて、靱やかで俊敏なターザンの動きを魅せることに成功👏🏼
また、木々を滑って移動する動きは、彼の息子が当時スケボーをしており、その動きから着想を得たものなんだそう。

古典的な小説と言うことで、何度も映画の題材にされている(水泳選手のジョニー・ワイズミュラーさんが演じたのが有名です。ちなみに彼、世界で一番多くターザン役を演じたらしく最終的には普通に生活している時も自分とターザンの役が混同してしまっていたらしい…😱)この物語ですが、実はアニメ映画化は初。
実写では非現実的なことでもできてしまう面ではアニメの強みを生かせているので実写版にも劣らない様なクオリティになったと思います。
ちなみにターザンという言葉には、「ター」が「白/白い」。「ザン」には「皮膚/肌」という意味があります。(原作に登場する類人猿という架空の生き物の言葉。本作ではゴリラに置き換えられていますがゴリラはまた別な種類の動物なんだって)

ジェーンというキャラクターに対して、制作陣は「ジェーンを脇役ではなく、第2の主人公にしたかった」とメイキング映像内で述べています。
主人公に大きな転機を齎す人物として、そしてターザンに出会ったことでジェーンも相互的に変わっていくことがわかります。
彼女が大好きなのは私だけじゃないはず…
ディズニーで一番好きなキャラ🌼📒✏️
最初はイエローのドレス姿ですが、ターザンにジャングルの素晴らしさを教えてもらうにつれて、服装がだんだんラフになっていくのも工夫なんだとか…´`*

服装繋がりの話をもうひとつすると、最初ジェーンたちイギリスから来た一行は、3人とも黄色の衣装を身にまとっています。ジェーンとパパ教授はそこに青いリボンをつけていますが、クレイトンは赤のタイ?的なものをつけてます。これはもうひとり(匹)のヴィランである豹のサボーの舌の色と同じ…!!
ターザンやゴリラたちにとって安全な関係性か否かということをさりげなく、かつはっきりわけているらしい✨

サボーとの対決のシーンでは光の影の当て方に工夫があるそう…!!
サボーがいるのはずっと光の中で、それに対するターザンは影の当たる部分で戦っていると…!!
迫力が素晴らしすぎる。勝利の叫びでは毎度鳥肌が立ちます笑

サントラも初めて購入。(まさかの作品鑑賞前)
フィル・コリンズさんの曲はどれも素敵。
you'll be in my heart のメロディはクリスマスパーティーでピアノを弾いた時に思いついて、その時近くにあった紙ナプキンにメモしたのが始まり。歌詞は娘で現在女優として活躍中のリリー・コリンズさんに向けて書かれたもの。素敵な家族愛。
インストゥルメンタルも何回も聴いてるのはこの作品だけ。スコア担当は「モアナと伝説の海」や「ブラザー・ベア」でもお馴染みのマーク・マンシーナさんです✨
めちゃくちゃ秀逸ですね。

ちなみにブロードウェイミュージカル版オリジナル曲の「for the first time」と「Everything That I am」も非常に良いんですよぉぉぉ👏🏻。
ブロードウェイでの公演は終了してしまいましたがアメリカ、ドイツ、オランダなどの国では今もたまにやってるみたいなので、一度でいいから観にいきたい…。
日本でも最近ブロードウェイヒッツなどのコンサートもしているのでそこでも聴けそうですね🎶
なんなら日本上陸も待ってますよぉぉ…!

生きてるうちにwdwに会いに行けますように🙏🏻

ずっと大好き。
この作品に出会えてほんとに幸せ。🍀
これからもたくさんの人に愛される作品でありますように…。

追記:最近メイキング本を購入しました✨
原画も制作秘話も盛り沢山で最高です🥲
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