こぼちゃん

プラダを着た悪魔のこぼちゃんのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.3
監督 デヴィッド・フランケル、脚本 アライン・ブロッシュ・マッケンナ、原作 ローレン・ワイズバーガー。世界のファッション業界を牛耳るカリスマ編集長の下、仕事に恋に奮闘する女性の物語。

名門大学を卒業し、ジャーナリストを目指しNYに来たアンディ(アン・ハサウェイ)は、なぜか幸運にも何百万の女性の憧れとする仕事、ファッション雑誌『ランウェイ』の編集部に就職。しかもその編集長で、ファッション業界に対し絶大な影響力を誇る、鬼のミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタント職だ。

だが、ミランダは自分の身の回りの世話を、アシスタントに押し付ける横暴な最悪の上司であり、今までに何人もこの仕事を辞めていた。ファッションには何の興味もなかった彼女だが、本来の目的である「文芸誌での仕事」への足がかりとして、彼女の悪魔のような要求に耐えていく。その中で、ファッションとアシスタントの仕事の面白さに目覚めていく。

メリル・ストリープの演技が素晴らしい。映画『マンマミーア』では地中海の観光宿で娘と暮らし、娘の結婚式に来る三人の父に、思春期の娘のように恋心に火が付く中年女性を熱演。

こちらでは、鬼の編集長として、子供の面倒から食事や飲み物、旅行手配にファッション・チェック、一度に5つは命令が飛んでくる。さらに休みでも夜中でも、指示する役を熱演。

アンハサのアンディも、最初は色んな処で愚痴を言うが、右腕のナイジェルに相談すると、見事に変身させ、皆から注目。次々と出てくる、お洒落な服装が格好いい。自信はやる気に変わり、先手を打てるように成長。

ドラマ『メンタリスト』で人気だった、サイモン・ベイカーも登場、一夜の愛を育む。果たして、彼女の運命は。

アンハサの見事なファッションのオンパレードは、憧れだし見事でした。自信を持つきっかけができると、道が開ける。仕事に恋に生きる、活き活きとした女性を熱演。映画『ラブ&ドラッグ』では、美しい白い肌のOPIやお尻を惜しみもなく露出し、難病と闘う女性を熱演。

ドラマ『エミリー、パリへ行く』では、パリの素敵な街並みに、次々に変わるファッション、仕事に恋、友情がいっぱい。本作からのヒントも、きっとあったんだろうなと思いつつ、見逃せない作品。

メリル・ストリープの部下を認める優しい紹介状と、車の中での笑顔も、最高に素敵だった💐💐💐
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