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スコーピオン・キングのmatchypotterのレビュー・感想・評価

スコーピオン・キング(2002年製作の映画)
3.4
久しぶりにコテコテのハリウッド映画。
大好きなシリーズ、『ハムナプトラ』のスピンオフ。

ドウェインジョンソンがまだ“ザロック”の時の作品。

『ハムナプトラ』でも現代に蘇った預言者アガメムノンが破壊の神として古代からさらに蘇らせて覇権を築こうとした“スコーピオンキング”。

彼が“彼”になるまでの物語。
知らなかったけどこの『スコーピオンキング』、シリーズになってて5作品もあるらしい。

本家からの完全なスピンオフはこれしかないけど、この古代のエジプトの妖艶で神秘的な歴史スペクタクルは魅惑的な魅惑があるので、こういう雰囲気が好きな人は世界中にいるんだろうな。

いわば、ロマン。

エジプトをメムノーンが支配し、他の民族が淘汰されようとしてる。彼の脇には預言者が控えており、彼女の予言によって支配を進めているのでなかなか死角がない。

だから、この預言者を殺してしまえば良い、という発想で殺しに長けた民族、アッカド人のドウェインジョンソンが刺客として送り込まれる。

だけども、預言者が美女で、他にも秘密を持ってたり、彼女を生かしておく方が得策だとなり、彼女を連れながらメムノーンの支配に立ち向かうアッカド人、ドウェインジョンソンの話。

このドウェインジョンソンが、なぜ復讐に燃える“スコーピオンキング”になるんだっけ、というのは、意外とわからない。
『ハムナプトラ』に一瞬出てきた時は、かなり路頭に迷い、苦悩し、怒り狂ってた印象。あれはなぜに、、、。

とにもかくにも、最後の最後まで圧政に苦しむ民族のためにリーダーシップを発揮する古の屈強なイチ戦士にしか見えない。

屈強で勇敢な戦士、怪しげな魔法を使う預言者、適当におちゃらけた従者みたいなコソ泥、メムノーンに気に入られただけで肩身が狭いおっさん科学者。

この4人のパーティが完全にRPG的なゲームの構成になってて、わかりやすくエンターテインメントしててシンプルで観やすい。

途中からそれに呼応するかのように加勢が現れたり、古代エジプトを舞台にして『ハムナプトラ』を受け継ぐ歴史SFアクションのスペクタクル居編に。

『ハムナプトラ』のようなバラエティユーモア感はこのコソ泥とおっさん科学者ぐらいしかいないのでその辺は少し弱いので、本家からすると良くも悪くも真面目にタフでド派手なアクションとその“因縁”に寄せている。

Filmarksのここまでの全体評点がちょっと低いのは、おそらくこの“スコーピオンキング”のキャラクターや背景、その『ハムナプトラ』との関連性や本家らしさが乏しい点な気がする。

だけど、この手の世界観やドウェインジョンソンや、歴史スペクタクル、ド派手なアクションが好きなら普通に楽しめると思う。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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