qqfowl

愚かなり我が心のqqfowlのレビュー・感想・評価

愚かなり我が心(1950年製作の映画)
4.0
夫とうまくいってないアラサー女性が、大学時代のルームメイトを自宅に呼んで、昼飲みしながらガールズトークに興じる。大好きだった元彼との思い出などについて。

JDサリンジャーの短編小説「コネチカットのひょこひょこおじさん」が原作で、作者がその出来に激怒したといういわく付きの映画。原作はふわっとしか覚えてなかったが、確かに、それでも分かるくらいの別物感があった。原作にない過去編を加えたり、いろいろ設定を追加したり。元彼の名字までなぜか変わってた。

でも、見終わって改めて原作を読んでみると、やっぱり難解というか、説明不足というか、人によって解釈が分かれそうなところが結構あったので、映画「愚かなり我が心」は超解釈かもしれないが、これはこれでありかなと思った。映画を見たことで原作の理解も深まったと思う。

主人公エロイーズの夫ルーは映画のほうがいい男だった。元彼ウォルトは小説のほうが好き。
qqfowl

qqfowl