白波

パフォーマンスの白波のレビュー・感想・評価

パフォーマンス(1970年製作の映画)
3.5
DVD鑑賞
ほぼほぼ記憶がなく、久しぶりに観てみました。
まぁ若かりし頃のミック目当てなのですが、やはり憎いのはアニタでしょう。
正直面白い作品ではないのですが、アクが強い魅力があるんですよね。
鮮やかなファッションと色彩に音楽、カット割なども面白い。
雰囲気寄りのアートぽくもあるのですが、フリーセックスなサイケデリックな世界など、どこかアニタそのものっぽく見えるんですよね。
それとミックによる歌ですか。弾き語りのロバートジョンソン「Me&the Devil Blues」も良いのですが、挿入歌「Memo From Turner」が最高に格好良いんですよ。ここでスライド弾いてるのはデビュー前のライクーダーだったりと貴重です。
あとどうしてもストーンズ味が強い撮影のエピソードですか。
ミックの恋人役がキースの恋人アニタなのだから、それはヤキモキするでしょう。
「三流のクソポルノ」と毒づきたくなるのもわかります。
この作品の共同監督、ドナルドキャメルもアニタの元恋人ですしね。
ちょっとそれましたが、そんな別の魅力もあったりする作品です。
白波

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