トルーマンバロウズ

プロフェシー/恐怖の予言のトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

プロフェシー/恐怖の予言(1979年製作の映画)
3.5
舞台はメイン州のとある森林地帯、医者のロブは友人から依頼されて環境問題を調査するために妻のマギーを連れてこの地にやってきた。
この地では公害問題をめぐって地元の先住民達と巨大企業の対立が深刻化していた。
そんな中、キャンプに来ていた家族が謎の怪物に襲われて・・・・。

公害問題が深刻化する森林地帯を舞台に環境汚染の影響で誕生した怪物が人々を襲うB級モンスタースプラッターホラー映画。
環境汚染の影響で誕生した怪物が人を襲うという少しだけヘドラを彷彿とさせる設定だったのが非常に時代を感じた。
また公害の影響で誕生しただけあり非常にグロテスクな見た目の怪物(皮膚が爛れた巨大熊)の暴れっぷりも迫力があってなかなか良かった。
単なるモンスター映画として終わらせず公害問題や環境汚染についても言及されていて社会派な印象も感じ取れた。
クライマックスの主人公たちと怪物との決戦も見ごたえがあり、全体的には環境問題も絡めた隠れた良作であった。