なはーこ

デスプルーフ in グラインドハウスのなはーこのレビュー・感想・評価

5.0
殺人が趣味のヤバいスタントマンのお話。
あえて"B級映画"を目指して作られた「グラインドハウス」の1作です。
かなりスカッとする映画です。
車を高速で正面衝突させて事故死させるのが趣味という、かなりヤバいスタントマンによる犯行を映した前半と、そのスタントマンに煽られる女性4人組が乗った車を映した後半という構成です。
前半は少し退屈ですが、事故のシーンは凄まじく、かなりグロくて悲惨です。
後半は緊張感のあるカーチェイスシーンがほとんどです。前半でその凶悪さを見せつけたスタントマンが、今度は白昼堂々と女性4人組を煽り始めます。かなりの恐怖ですよね。見ていてドキドキしました。
しかし、この女性たちは一方的にやられて終わるような、お淑やかな女ではありませんでした!
せっかく危機を脱したのに、それで満足するでなく、「やられっぱなしで終われるか!」と反撃に出る様はかなりカッコイイです。憧れます。
現実でも運転手が女ってわかると、やたらと強気に煽ってくる人いますよね。そういう時この映画を思い出します。

終わり方も完璧です。この余韻を一切残さない爽快感、ほんとに癖になります。
なはーこ

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