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旅するジーンズと16歳の夏のRockoのレビュー・感想・評価

旅するジーンズと16歳の夏(2005年製作の映画)
3.6
我が家の子供も明日から夏休み突入!ι(´Д`ι)アチィ!
爽やかな夏休み映画鑑賞。

生まれる前からいつも一緒の仲良し4人組が別々に過ごすことになった16歳の夏休み。古着屋で見つけた一本のジーンズを順番にはくことに決め、4人それぞれが別の場所で経験する出来事を通して成長して行く青春ドラマ。

68か所ものロケ地で撮影されたそうですが、ギリシャのサントリーニ島が美しくて懐かしい!
私が新婚旅行で訪れた場所です。小さい島なので全部行ったところばかり。ロバで島を登り、真っ白な建物と石畳のアプローチや有名なイアのブルードーム、紺碧色のエーゲ海など本当に美しい場所ばかり映し出されます。作品では現地で生活している様子もあり、観光とは違った実際の文化をも感じられるのが良かったです。

キャストは10代のブレイク・ライブリー、『アグリー・ベティ』のアメリカ・フェレーラなど。ブレイク・ライブリーのスタイル抜群でキラキラした健康美の派手な外見とは裏腹に心に闇を抱えていたり、4人それぞれがまだ未熟な16才という年齢で経験する繊細な心の葛藤が丁寧に描き出されていました。リアルだけど爽やかで意外と泣ける。
この青春ドラマに感情移入するような年齢でもないので、ただ若いって可愛いなと思いながら素直に楽しめた作品でした。

小説『トラベリング・パンツ』の映画化ということで内容自体はちょっと古臭い部分もありましたが、原題の『THE SISTERHOOD OF THE TRAVELING PANTS』にある”シスターフッド”は現代的な女性運動の言葉というより、仲間の理解と愛情を確認し合うための純粋なシスターフッドかな。スカートではなく”PANTS”なのが"女性"解放に掛けてるのかもしれませんが、あまり気にしなくても内容とは関係なし。
続編のするジーンズと19歳の旅立ち 』も鑑賞済です☆
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