Cem

ギターはもう聞こえないのCemのレビュー・感想・評価

ギターはもう聞こえない(1991年製作の映画)
4.0
フィリップ・ガレルが亡き恋人ニコに捧げた極めて私的なラブストーリー。自伝的な物語でありながらも、普遍的な愛を美しく描き出す。

海辺の街並みが美しい。女に去られた二人の男の情けない会話がたまらん。おしっこ中にもキスを交わすのがフランスらしく変態で良い。去ったと思ったら、ふらっと気まぐれに現れる女。そして永遠のお別れも突然に。淡々と描かれているがそれが妙に生々しくて。
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