ボロロボ

ダークシティのボロロボのレビュー・感想・評価

ダークシティ(1998年製作の映画)
3.7
“録画してたのをやっと観た”シリーズ。

これまた思わぬ拾い物。
ホラーではありません。

序盤はハードボイルド風。
“ストレンジャー”が登場してから怪奇ものやSFものの様相になり、舞台装置とギミックを示されながらも3分の2あたりまでは謎めいていてピンと来ない。
が、それ以降は怒涛の展開。終盤に回収された伏線を再確認するために序盤を観直しました。
ラストバトルはまさかの“AKIRA”!

中二要素をノワールスタイルに味付けした寄せ鍋エンタメ。味付けの個性が強いので、万人向けとは言えない(一緒に観ていたカミさんは面白くなかったそうです)。
大好きなフィリップ・K・ディック風な展開でもあるので尚更好みです。

タイトルは雰囲気ではなく当作を見事に表現しています。

「マトリックス」風と言えますが、「マトリックス」より一足早い。
世界ガチャガチャ変更ギミックは「インセプション」「ドクター・ストレンジ」へ影響してるかも。

さらに特筆すべきこと。
とにかくジェニファー・コネリーが美しい!!!!
少女らしさと大人の色気とのウルトラハイブリッド!!

特殊効果やCG合成は残念ながらチープ。
その一方で、当作のカギとも言える【記憶遡り演出】は、映像も効果音も特徴的で素晴らしいと思いました。

脚本練り直してCGにお金かけたらさらに面白くなりそうに思える原石のような作品。
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