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女と女と女たちのadeamのレビュー・感想・評価

女と女と女たち(1967年製作の映画)
2.5
ヴィットリオ・デ・シーカが全てシャーリー・マクレーンを主役に据えて描く7編のオムニバスコメディ。
いずれも色恋や夜の営みをテーマにしていますが、いやらしくならないイタリア人監督らしい明るさが良かったです。
お話自体はどれも他愛ないものですが、状況設定のアイディアが良く、ワンシチュエーションの1話目と6話目、皮肉の効いた3話目、オチが見事な7話目が好みでした。
マクレーンが七変化どころか1つの話の中でも様々なキャラクターになりきって飽きさせず、もはや彼女のパフォーマンスを楽しむための作品でした。
喋りまくるピーター・セラーズ、カメオ出演のマーロン・ブランド、若いアラン・アーキン、男前なマイケル・ケインと各話に登場する役者陣が豪華なのも楽しかったです。
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