ジャン・コクトーの観る
ギリシア神話「オルフェウス」を
現代パリに置き換えてとあります
けど元ネタのあらすじだけ読むと
一部を頂いて拡げたという感じで
した
死と生の境界を超えた恋愛と現実
の夫婦生活
オルフェに恋する死の女王
成就するのは何れかでジャン・マレー扮
する詩人オルフェはあちらとこちらを行
ったり来たりです
死の哀しみと生の喜び
鏡を介して死の世界へ向かう通路みたい
なのの背景が空爆で廃墟となった建物ら
しきなのは時代ですかね
映画用に書いた脚本なのか戯曲なのかは
分かりませんけど作り込まれた室内劇で
なくカメラが外に出てるしオルフェの奥
様は旦那帰ってこない!と捜索願まで出
してる。そんな現実社会に死の女王は現
れるし死の世界に迷い込むオルフェだし
で現実と非現実のグチャグチャ面白い
チープと言えばチープな所もあるけれど
感情はとても豊かだし時間と記憶が鍵に
なってるのも好ましいです
23/220