テキサスの農場で畑を荒らす犬を、子供の遊び相手として飼うことになった。犬は次第に一家の息子にとってかけがえのない友となっていく。だが、その犬が狂犬病にかかったとき、彼は愛犬を射殺しなければならなかった…。子供と犬のふれ合いと、哀しみを乗り越えて成長する少年を描く。
『宝島』や『デイビー・クロケット』の男臭い感じが苦手だったけど、これはある点を除いてはとっても楽しめた！
というのも、熊VS犬、小熊VS子供というシーンがあったんだけど一体あれはどうやって撮ったんだろうか…めちゃくちゃ熊なのよ。CGとかじゃなくて。他にも狼や豚や牛…昔の作品だからと自分に言い聞かせたけど、そんなにしっかり丁寧に作らなくてもだし、内容よりも動物たちが可哀想で不安になるのでとても複雑だった。
子供と犬の絆が観ていてとても良かったし、何よりわんこの演技力。すごーく芸達者でお利口さんなのが本当に可愛い。兄弟も素直でとっても可愛い子達だった。わんこの芸が罰の上に成り立ったものじゃないといいなとずっと思って観てしまったけども。
そして狂犬病の恐ろしさは凄くリアル。日本ではもう60年以上出ておらず、狂犬病のない国ではあるけど、昔はこういう事があったんだろうと思うと苦渋の選択が本当に辛かった。自分だったらどうするだろうかと…考えただけで泣けてしまう。狂犬病の注射や、とにかく持ち込まない事って改めて大事だなと思った。
全体的にとても観やすく、悪人が出てこないのも良かったな。生き物の扱いに敏感な人以外は普通に楽しめる作品だと思います。
2022-32
