スギノイチ

分校日記 イーハトーブの赤い屋根のスギノイチのレビュー・感想・評価

3.5
岩手県葛巻町の小さな分校を舞台にした人情劇で、the山田洋次組映画という感じ。

都会(といっても花巻)から夫・上條恒彦に呼ばれて転勤してきた女先生・丘みつ子。
「童話の学校みたい!」と浮かれたのも束の間、愛想の悪いガキやら団体保険強要やら密造酒やら、すぐに田舎の現実に押しつぶされてしまう(後半に関しては無理やり災難を増やしてる気もするが)。
そこから徐々に受け入れられていく展開は丁寧で、さすが山田洋次軍団。
校外学習で街に出るエピソードでの行き先は70年代の盛岡かな?(ちらっと映ったのは開運橋だろうか)
結局廃校になってしまうわけだが、雪の中の分校が侘しい。

倍賞千恵子が先輩教師役で少し登場するが、名前が「民子」だった。
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