レオ

サイレントヒルのレオのレビュー・感想・評価

サイレントヒル(2006年製作の映画)
4.0
シャロンは酷い夢遊病に悩まされ、ある日、睡眠中に自殺未遂までしてしまう。母親のローズはシャロンが度々口にする「サイレントヒル」という地名が気にかかり、2人でその場所に向かうが、そこでシャロンは失踪し、ローズは恐ろしい体験をする...と言うストーリーのゲーム原作ホラー。

ゲームの映像化作品としての出来栄えはトップクラスだと思う。

サイレントヒルシリーズの特徴である、血と錆にまみれた裏世界がハイクオリティなCGで完全再現されており、特に現実世界から裏世界に切り替わるシーンは惚れ惚れする。

また、原作通りの無機質さと生々しさを併せ持った独特のクリーチャーたちも沢山登場して、ファンサービス精神が凄い。ストーリー自体はゲームの第一作がベースだが、2からも三角頭やバブルヘッド・ナースなど人気のあるクリーチャーが登場する。これも主に特殊メイクを駆使して完璧に再現。

ゲームの再現度を抜きにして、一本の映画として観ると、少し主人公の行動に疑問符の付くシーンはあるが、ホラーとしての怖がらせ方は上手くて、ジャンプスケア少なめながら不気味さで攻めてくる感じで良い。

PG12で実現可能な範囲内で、そこそこエグい描写が出てくるのもホラーファンには嬉しいところ。三角様が皮剥ぐシーンが良かったな〜

また、ラストの終わり方の切ない感じも、これぞサイレントヒルって感じで味わい深い!

■共通項目
脚本:☆☆☆☆
映像:☆☆☆☆☆
音楽:☆☆☆☆☆
役者:☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆☆
オリジナリティ:☆☆☆
個人的好き度:☆☆☆☆

■ジャンル項目(ホラー、カルト)
ビックリ度:☆☆☆
ドキドキ度:☆☆☆☆
グロ度:☆☆☆
(恐怖度:50)
レオ

レオ