"警察官なんて嫌な職業さ。良い事なんて何一つない。"
スウェーデンの世界的小説『マルティン・ベック』シリーズを基に、舞台をアメリカへ置き換えた映画化作品
開始5分で犯人が路線バスの車内で機関銃をブッ放し、乗客を皆殺しにしてしまう
70年代の容赦無いバイオレンス描写は強烈過ぎる
主演が冴えないオヤジを演じさせたら右に出る者はいないウォルター・マッソーというのも最高のキャスティング
ストーリーの大半を捜査劇が占めるので、期待した程のアクションは無かったものの、ゲイバーなどの当時のアメリカの風俗を余す事なく堪能出来たのは良かった
犯人との決着及びラストがあまりにも呆気ないのも、良く言えばリアリティ志向なのか
音楽は、あの深作欣二監督作品『ガンマー第3号/宇宙大作戦』のチャールズ・フォックス