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きみに読む物語のkuuのレビュー・感想・評価

きみに読む物語(2004年製作の映画)
3.9
『きみに読む物語』
原題 The Notebook.
製作年 2004年。上映時間 123分。
『メッセージ・イン・ア・ボトル』などで知られるニコラス・パークスのベストセラー小説を映画化。
身分違いの純愛を貫く若き恋人同士の情熱的な愛と彼らの行く末がつづられる。
監督は『シーズ・ソー・ラヴリー』のニック・カサヴェテス。
出演はライアン・ゴズリング、今作品の演技で一躍注目を集めたレイチェル・マクアダムス(彼女演じるアリー役には、他にアシュレイ・ジャッドやリース・ウィザースプーンなどの女優が候補に挙がっていたと噂されてます。また、ブリトニー・スピアーズはこの役のオーディションを受け、彼女の映像は2021年5月にeBayで100万ドルで売りに出されたそうな。)、カサヴェテス監督の実母ジーナ・ローランズら。
涙なしには見られない、珠玉のラブストーリー。

家族とひと夏を過ごすためにノース・カロライナにやって来た良家の子女アリー(レイチェル・マクアダムス)は、地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)から熱烈なアプローチを受け、やがて愛し合うようになる。。。

今作品は、信じられないほど美しく、緻密で、驚くほど感情的なお話でした。
今作品には定型的な問題があるかもしれませんが、それを乗り越えて、面白く巧みな作品であることを証明しています。
今作品は、ライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスのイカした巧みな演技を筆頭に、非常に生き生きとした演技に満ちていましあ。
画面上での二人の相性は素晴らしく、さらに驚くべきは、登場人物としても実生活でも、最初は仲良くするのに苦労していたということです。
撮影はしばしば見事ではんなりしていた。
この種の映画作品としては驚くべきことに、演出も非常に優れてたし、優れた演出がなければ、今作品は弱く感じる可能性があった中で、優れた演出がどこにつながるかを教えてくれるものです。幸いなことに、今作品は、演出面でも、画面上に登場する俳優たちを通しても強くリードされており、本当にインパクトのある忘れられないラブストーリーに仕上がっていました。
また、音楽も、映画の雰囲気と同様に非常に良く、映画全体の雰囲気は常に印象的。
ただ、勘の良い人なら予測可能で定型的なところがあり、これまで数え切れないほどの恋愛映画で見てきたような型がいくつか含まれてんのは否めない。
しかし、それは作品に大きな影響を与えることはなく、ほとんどの場合、この作品は限りなく楽しく、美しい時間を過ごすことができる。
ゴズリングとマクアダムスの演技もさることながら、その演出も印象的で、全体的な映像や雰囲気も果てしなく美しい。

余談ながら、作中美しく素敵な曲が多く使われていました。
個人的な抜粋ですが。

ノアとアリーが車道でダンスするシーンで流れる曲。
I’ll Be Seeing You / Billie Holiday

アリー(老年)が楽譜を見ずに、
 ピアノを弾くシーン。
Prelude For Piano, Op.28, No.4 / Robert Thies

ジェームズ・ガーナー演じるノア(老年)。
ノアが診察を受けるシーン。
アリー(老年)がピアノで弾いている曲。
Sonata No.19 in G Minor For Piano, Op.49, No.1 / Robert Thies

ノア(老年)とアリー(老年)がダンスするシーン〜
ノアがアリーと写った写真を眺めるシーンで流れる曲。
I’ll Be Seeing You / Jimmy Durante

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