面白かった!安心の脚本賞受賞作。
ルイーズが最初にテルマ助けるときに男に向かって言う台詞がとても好き。あれでこの人が何を見聞きしてきたかが想像ついてしまう。
中盤までは正直、テルマの考えなし感に引いちゃっていて、この二人どう仲良くなったのか不思議だったんだけど、覚悟決めてからのテルマは好き。
男性はいつだって暴力を振るえるけど、女性は銃を手にしないとやられっぱなし、って不愉快な社会だよね。銃を所持できることがよいことにすら思えてくる。
それほど踏みにじられているんだもの。
反撃の手段くらいあっていいでしょ。
「たかがそれくらい」って言う人は同じ目に遭ってくればいい。
ダリルのところに集合してる警察官たちがお茶目で好きだった。
tv見てるシーンとか。
ハルは真っ当な人だったんだけどなぁ。
組織の中であまりに少数派かつ力を持たない人だったことが大変悔やまれる。
ハルの提案に耳を傾けたところで、残念ながら先は知れてるものね。
カーチェイスとヘリのシーンも好き。
主婦とウェイトレスの勝利!
そして彼女たちの最後の決断は最高にカッコイイ。
2023年が初見だったばかりに「ありきたり」って思っちゃうけれども。
彼女たちが男性に踏みつけられるところなんて二度と見たくないから、清々しい終わり方で満足。
ブラッド・ピット出てるって知らなかったのでそれはびっくりした。美形。