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桃色の店/街角 桃色の店の一のレビュー・感想・評価

桃色の店/街角 桃色の店(1940年製作の映画)
4.0
巨匠 エルンスト・ルビッチ監督作品
ビリー・ワイルダー監督の師匠です

ブダペストのとある街角にある雑貨店で働く男女の心温まるラブコメディ
トム・ハンクス主演の『ユー・ガット・メール』のリメイク元とのこと

軽妙なタッチで笑わせながらもほろりとさせる、おしゃれでロマンチックなコメディ
単なるラブストーリーではなく、いろいろな要素が詰まった上質な作品

80年も前の作品なのでストーリーはお約束ではありますが、それでもめちゃくちゃ面白いのは洗練されたセリフ回しや素晴らしい演出力、さらには時代を感じさせないテンポの良さ

文通相手に恋したもののなかなか会う勇気が出ないが、実は相手の女性は仲の悪い同僚…
そこに捻りはないのですが、セリフや演出で圧倒的なセンスを見せつけられました…

登場人物皆の雰囲気が素敵でお店での可愛らしい口論もいちいち面白い
雪の降る中、クリスマスを過ごす相手を見つけるやりとりなんかも絶品

温かくて心がぽかぽかする素敵な作品でした
ビリー・ワイルダー監督の師匠というのも肯けます…👏🏻👏🏻

[Rotten Tomatoes 🍅100% 🍿91%]
[IMDb 8.1 / Metascore - / Letterboxd 4.1]
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