ポレポレ

椿三十郎のポレポレのレビュー・感想・評価

椿三十郎(1962年製作の映画)
5.0
NHK BSの『プレミアムシネマ』で鑑賞。

エンタメ系時代劇の傑作の一つ。
元来の意味での大和魂を備えた浪人 “椿三十郎”(三船敏郎)がなんとも頼もしく格好良い。井坂伊織(加山雄三)ら血気に逸り軽率に振る舞いがちな9人の若侍たち、大目付 菊井六郎兵衛(清水将夫)の懐刀 室戸半兵衛(仲代達矢)、馬面の城代家老 睦田弥兵衛(伊藤雄之助)の夫人(入江たか子)と娘 千鳥(団令子)、三十郎らにより捕らわれるも睦田夫人に気に入られてしれっと混ざる菊井方の見張りの侍 木村(小林桂樹)等、それぞれのキャラクターも立っている。
三十郎と室戸の決闘場面の完成度は類を見ない。安直に真似できない、真似してはいけない緊張感と凄みがあった。
ポレポレ

ポレポレ