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ラブ・アクチュアリーのYYamadaのレビュー・感想・評価

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)
4.3
【恋愛映画のススメ】
ラブ・アクチュアリー (2003)

◆映画のジャンル:
 ロマンティック・コメディ
◆ロケーション:
 ロンドン、マルセイユ、ウィスコンシン
◆パートナー(カッコ内は公開時年齢)
1️⃣ ロックスターと中年マネージャー
 ♂️: ビル・ナイ (53)
 ♂️: グレゴール・フィッシャー (49)   
2️⃣ 新郎新婦と新郎の親友
 ♂️: アンドリュー・リンカーン (30)
 ♂️: キウェテル・イジョフォー (26)
 ♀️: キーラ・ナイトレイ (18)
3️⃣ イギリス首相と政権スタッフ
 ♂️: ヒュー・グラント (43)
 ♀️: マルティン・マカッチョン (27)   
4️⃣ 作家と異国の若き家政婦
 ♂️: コリン・ファース (43)
 ♀️: ルシア・モニス (27)   
5️⃣ 経営者夫婦と女性部下
 ♂️: アラン・リックマン (57)
 ♀️: エマ・トンプソン (44)  
♀️: ハイケ・マカチュ (32) 
6️⃣ 父と息子と憧れの少女
 ♂️:リーアム・ニーソン (51)
♂️:トーマス・サングスター (13)
 ♀️: オリビア・オルソン(11)   
7️⃣ 会社の同僚と成人病の弟
 ♀️: ローラ・リニー(39)   
8️⃣ モテない1人のフリーター
 ♂️: クリス・マーシャル (30)
9️⃣ リハーサル俳優同士
 ♂️: マーティン・フリーマン (32)
 ♀️: ジョアンナ・ペイジ (36)   

〈見処〉
①唯一無二の「グランドホテル方式」、
 クリスマス恋愛映画の金字塔。
・『ラブ・アクチュアリー』は、2003年に公開されたロマンティック・コメディ。
・本作の舞台はクリスマスまで5週間を控えたロンドン。さまざまな職業と年齢の男女19人が織りなす9つの恋物語が始まる…。
・本作は『ブリジット・ジョーンズの日記』『ノッティング・ヒルの恋人』の脚本家リチャード・カーティスの監督デビュー作。
・小さな逸話を組み合わせ、主演・助演を区別しない「グランドホテル方式」にて描かれた本作は、上記1️⃣~9️⃣の恋愛物語を等間隔で配置し、それぞれの登場人物が絡みあう唯一無二の作品。
・また、上記キャスト以外にも、ローワン・アトキンソン、ビリー・ボブ・ソーントン、クラウディア・シファー、デニス・リチャーズ、エリシャ・カスバートの姿を見ることが出来る。

②幻の続編を見るには
・2017年のチャリティ・イベント『レッド・ノーズ・デイ』にて、14年後を描く15分程度の短編がTV公開された。
・脚本は引き続きリチャード・カーティスが担当。ヒュー・グラント、コリン・ファース、リーアム・ニーソン、ローワン・アトキンソン、キーラ・ナイトレイ、アンドリュー、ビル・ナイら主要キャストが再登場したが、2016年のアラン・リックマン死去に伴い、妻カレンを演じたエマ・トンプソンは参加していない。
・本作のオマージュに溢れる続編は、現在では日本のサブスクリプションやYoutubeで鑑賞することが出来ないが、腰を据えてGoogleで動画検索をすれば、今でも鑑賞することが出来る。さすがスター俳優たち、今でも容姿は健在である。

③結び…本作の見処は?
いつ見ても新たな発見がある、恋愛映画の大傑作

◎: 異性との恋愛だけではない親子愛、夫婦愛、兄弟愛、異性との友情など、9つの様々な恋愛ストーリーを描く脚本と作品構成
が大変素晴らしい。鑑賞者の世代によって、お気に入りのストーリーは異なるはず。
○: 多数のキャラクターの印象的に描き、作中にキャラクター同士の繋がりが次第に明らかになるにつれ、物語に吸い込まれていくようになる。
○: 過去のヒット曲を作中に多数登場させる草分け的な作品。音楽とロマコメは相性が良い。
▲: 良くできた脚本であっても、ストーリーを詰め込みすぎ。8️⃣と9️⃣を削って、7️⃣の物語を膨らませて欲しかった。


本作を10年以上ぶりに再鑑賞。当時は、2️⃣と3️⃣にトキメキを感じたが、自身が中年世代となった今では、4️⃣、5️⃣、7️⃣に共感を覚えるようになった。とくにエマ・トンプソンの心境には胸が熱くなる。
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