J四郎

悪名のJ四郎のレビュー・感想・評価

悪名(1961年製作の映画)
3.5
勝新太郎が舎弟の田宮二郎を引き連れて暴れるヤクザものシリーズ一作目。個人的に勝新太郎は座頭市か、あるいはパンツに薬を隠し持ってお縄になったネタキャラなイメージなんですが。この映画ではえらく若いですな。

八尾の朝吉とかいうキャラを演じているんで舞台は河内地方でしょうか。この辺りに住んでいたことがありまして、気の荒いオッサン連中が劇中で使用される河内弁を使ってたのでなんとも懐かしい。

えらい大らかな時代だったらしく、やくざ者のやり取りもほとんど漫才のようで笑えます。この時代なら気に食わん奴を多少しばいても許されそうです。そんな牧歌的なヤーさん映画で、おっちゃん達よか最後に出てきたオバハンの親分が一番迫力がありました。
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