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四十八歳の抵抗のcのレビュー・感想・評価

四十八歳の抵抗(1956年製作の映画)
3.5
角川シネマ新宿でやっていた若尾文子映画祭で見たのだけれど、ずいぶんレビューが遅くなってしまった。というのも私事ですが、卒業か留年かをかけたつらい試験期間だったのであります。ようやく終わったので、映画の毎日に戻ります。市川崑を観に行かねば。

この映画は、48歳の誕生日を迎えた男が普通の生活から少しずつはみだしていき始める(=抵抗をし始める)話。その娘役を若尾文子が演っている。年下の恋人役は川口浩。最初のシーンが二人のキスからはじまるので、いきなりくぅーっという気持ちにさせられる。最高の出だし。
だが本題である48歳のおっさんの、娘よりも年の若い子に抱いてしまう淡い恋愛感情みたいなものには少々辟易させられる。ここまでそういったことをしてこなかったという点で、かなり純粋な気持ちであるのはわかるんだけどね。
原作小説を買ったので、読んでみようと思う。
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