ぬーたん

チャップリンのスケートのぬーたんのレビュー・感想・評価

チャップリンのスケート(1916年製作の映画)
3.8
1916年の作品。
私が観た映画の最も古い映画を多分更新したわね。
102年前って…どんだけ〜。
でも、画像は結構良いので観やすかった。
最初はレストランの給仕から。
椅子を引いて客が尻もちついたり、気に入らない客の尻を蹴っ飛ばしたり。
給仕の出入りするドアがINとOUTの2つあって、チャップリンが反対を思いきり開けて相手がトレーをひっくり返すのが面白い。
あれ?全部どこかで見たような…
そう、こういうシーンが、後の長編作品に生かされているんですね。
チャップリンは若いだけあって動きがスムーズで軽い。

スケートと言ってもローラースケート。
チャップリンがまあ上手なこと!
100年前にイナバウアーが完成してました。
金メダル!
どうやって撮影したのか、フィルムの編集は大変だったろうなあと思う、見事なスケートシーン。
チャップリンの帽子とステッキには役割があったと分かる。
帽子は挨拶をするため。
たまに、灰皿w
チョコンと上にあげるのが可愛いらしい、好きなポーズです。
ステッキは、ある時は武器!
デブの腹に突き刺します。
スケートでは女性と仲良く滑るために使う!
またある時は何かに引っ掛ける道具!
これがラストで必要だったのね。

ヒロインはエドナ・パーヴァイアン。
モノクロでもかなりの美人と分かります。
当時はこの方ともお付き合いしてたらしい。
チャップリンはかなりのプレーボーイですな。
まあ、モテて当たり前。素顔はなかなかの二枚目ですもん。
女優を辞めた後も死ぬまで給料を払い続けたそうです。
あー、やることがかっこいい。
惚れてまうやろ。女性は。

24分の短編で古いこともあり、評価は高くないけど、チャップリンの天才ぶりがよく分かる作品でした。
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