今は旅する夢も叶わない。
主人公にはそんなに共感できなくても、旅気分でゆったりと美しい風景を楽しめた作品。
公開時、この作品が日本女性の多くにあんまり受け入れられなかったのは、主役の女性にやや共感し辛いからだと思う。
彼女の悩みと葛藤を観ていると、依存癖と自己中心性が強すぎて空回りしていて、ぜんぶ、自業自得でしょって思ってしまった。
で、私は彼女への共感を手放しつつも、生温か~く彼女の旅を見守って楽しんだ😂
Netflixで私が大好きな毒舌美女のスタンダップコメディアンのイライザ・シュレンガー(来日時、ライブ行ったらハグしてくれた😍)だったら彼女をバシバシ斬ってくれると思う。
世界で1000万部くらい売れたという原作者のNYのジャーナリストのエリザベス・ギルバートはTEDトークで観たことがあるけど、とことんまで自己探求をしている感じで、頭の回転が速く、よくしゃべる人ってイメージ。
演じるジュリア・ロバーツは、彼女らしい自然体な雰囲気が醸し出されていて、あの笑顔にはやっぱり魅了される。
でもキャラクターには魅力がない。
そのアンバランス感。
NYで結構売れてるジャーナリストが自業自得の恋愛ドツボで、自分探しの旅に出かけ、イタリアで食べまくって、インドのアシュラム(瞑想とかする)で祈って、バリでヨガしながら恋をする、それも1年かけて、、優雅過ぎるわ~、あなたって感じ。
そんな大げさなことしなくても、今持っていることを味わい、謙虚な気持ちになれば、平穏な気持ちは抱けるもの。
世界中1年かけて行かなくても、東京なら表参道でランチして、明治神宮で散策瞑想して、代々木公園か近くのスタジオ(私は千駄谷にたまに行く)でヨガ🧘♂️🧘♀️すればいい。
でも今はそれもしづらい。。
ならば家で料理して、瞑想して、ヨガすればいいか。
ちなみに私は以前自宅で朝ヨガを365日続けたことがあった。SHIHOが以前出していたDVD「おうちヨガ」を使って、ルーティーン覚えてしまった。
場所変えず、瞑想やヨガは今ここでできること。
でも、やっぱり旅のロマンが人生には必要で、その美しい風景を眺めながらのんびり疑似体感できたこと存外に楽しめた。
ちょうど行きたい国ばっかりだったし✨
元夫役のビリー・クラダップやN.Yの年下恋人ジェームズ・フランコやバリ島で恋に落ちるハビエル・バルデムと彼女の周りにズラリと置いていて、それぞれがいい味出しているが、世界は彼女を中心に回っている 笑
他にインドで出会う修行中のオジサン。リチャード・ジェンキンスは実にいい。
監督は「Glee」のライアン・マーフィでやっぱり彼は感受性が豊かな感じ。
この作品を楽しむコツは主人公の彼女のことは放っておいて、綺麗な風景に身を委ねることだと思う。
多分、それでも彼女にはたまにイラッとしてしまうと思うけど(笑)
いつか、こんな旅をゆったりしてみたいなぁ~。