12歳の時、髪結い女性を妻にすることを決めたアントワーヌ(ジャン・ロシュフォール)は中年になり、理髪店で見つけたマチルド(アンナ・ガリエナ)と結婚する。2人は店での時間を楽しむが、マチルドは愛の終わりを恐れていた。
かつて、一世を風靡したパトリス・ルコント監督作品。
子供のまま大人になったような男の寓話であり、愛と死のドラマだ。
なんと言っても、オープンで芸術的なエロス、艶かしい美しさが素晴らしい。
以下、ネタバレ。
劇中の睡眠と死の話が印象的だった。マチルドは老いと死、諸行無常を感じた時に死を選んでしまったんだろう。
極端に盲目的で閉鎖的な2人の間にあったのは究極の愛なのかもしれないけど、共感はできなかったなー。
そして、あの床屋に行こうとは思わない。笑