シミステツ

星になった少年 Shining Boy & Little Randyのシミステツのレビュー・感想・評価

3.3
田舎で動物プロダクションを営む小川家。その特異な家庭環境から哲夢は学校ではのけ者にされる日々。
そんなある日、母・佐緒里がゾウを購入。ゾウの言葉が分かるという哲夢は、タイのゾウ使いの話を聞き、タイにあるゾウ訓練センターへの留学を決意する。

なかなかゾウを扱えない哲夢。
周囲ともうまく仲良くなれない。
そんなある夜、ゾウの化身を見る。ゾウの仲間になれば早く死ぬことになる。それでもいいのかと。そこで決意を新たにする哲夢。

これも仲間のいたずらだったが、思い込みから始まることってあるし、こうしたキッカケが奇跡的な成長とか変化を生むよね。

相手の気持ちを分かってあげること、伝えてあげること、ゾウさんになりたい。

ゾウに生まれ変わったテツのラストシーンよかった。

この頃の常盤貴子うつくしい。
冒頭、ばあちゃんが帽子投げるところ、要らんエフェクトや事故のシーンのズームもダサい。全体的にクサイところがもったいないけどお話としてはとても美しい。坂本龍一の音楽からくるメッセージ性があたたかく儚い。