いい意味でよくもまぁこんなパッと見だとキッショい題材を良作に昇華させたなって思う映画だった
言っちゃえば「全世界が24時間365日恋人とのイチャイチャシーンも含めて全て放送してるキッショいエゴイストテレビ局とその登場人物の話」ではあるんだけど、思った以上に映画を通して変な気色悪さを感じる事もなければ爽やかな気持ちになれたのでビックリしてる
話の内容をちょっと変えれば世にも奇妙な物語のようなホラーテイストにも出来そうなくらい状況が怖いのに、トゥルーマンの真っ直ぐな感じがいい意味でそこら辺を打ち消している
たまーにトゥルーマンが何ともないシーンでめちゃくちゃ奥の深い事を言っていたり、ラストシーンで作中で何回か出ていたセリフが最後の最後でこんなに鳥肌立たせるくらいの感動を与えてくれた
テレビがメディアで1番強い時代だからこそ作れた作品だと思う
万人ウケするし、元気を貰えるので疲れた人におすすめ