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ライアー ライアーのYYamadaのレビュー・感想・評価

ライアー ライアー(1997年製作の映画)
3.5
【法廷映画のススメ】
『ライアー ライアー』(1997年)
〈フィクション〉

◆法廷の争点
浮気現場を見つかった人妻に対する、夫から慰謝料なしの離婚申請について
・妻の浮気テープはホンモノか?
・子供の養育権はどちらに帰属すべき?

〈見処〉
①ジム・キャリー絶頂期の
 ハートフル・コメディ!
・『ライアー ライアー』は、1997年に製作されたコメディ映画。
・本作の主人公フレッチャー・リード(ジム・キャリー)は、自他共に認める一流の弁護士。どんなに無理な依頼でも、彼は得意の“嘘”で切り抜ける姿勢は私生活でも変わらず、妻のオードリーは愛想を尽かして息子のマックスを連れて出て行ってしまう。
・それでも彼は嘘をつくことをやめず、マックスの誕生日パーティをすっぽかし、傷ついたマックスは「パパが一日だけでも嘘をつきませんように」と神に願う。
・するとフレッチャーは絶対に嘘をつけないようになってしまい、順調だった彼の人生は一変する…(Wikipediaより抜粋)。
・巧みにウソを操ってきた弁護士が、ウソをつけなくなったら…?本作は当時人気絶頂であったジム・キャリーが、初主演作『エース・ベンチュラ」』のトム・シャドヤック監督と再びタッグを組み、専売特許の顔面模写やオーバーアクトを駆使して、笑いを誘うハートフル・コメディである。

②結び…本作の見処は?
◎: ウソをつけない弁護士による法廷論争は大変ユニーク。「裁判長、異議あり!」~「理由は?」~「当方に不利です」には、吹いた。
○: 弁護士の勝利は必ずしも正義ではないことを描いたストーリーは、コメディ作品において示唆に富むもの。
○: エンドロールのNG集を見ると、当時のジム・キャリーの圧倒的な勢いを感じることが出来る。
×:「突然ウソがつけなくなってしまった」あとの悪戦苦闘シーンが延々と続き、食傷気味に感じてしまう。
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