トールキン

僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.のトールキンのレビュー・感想・評価

3.5
何気ない、でもどこか虚しい日々を過ごしていた医大生の田中甲太は偶然、カンボジアに小学校を建てよう、というチラシを目にしてほぼ思いつきでその目的に向かって行動し始める。仲間たちを誘い、実際にカンボジアに向かうがそこでどうにもならない現実を目の当たりにする。

主要キャストの4人が若くてみんな今風の大学生って感じでイケメン。いかにもな東京の大学生って感じ。

正直言って自分もカンボジアという国の歴史を何一つ知らなかったから衝撃を受けて、途中からドキュメントを見てるような感覚になった。 国が抱える様々な問題を目の当たりにし、自分たちがいかに無力かを思い知らされる。一人の人間の力でどう世界を変えることができるのか。 しかし本当に大切なことはそこではない。世界を変えることは出来なくとも目の前の人を幸せにすることは出来るかもしれない。誰かの側に寄り添うことは出来るかもしれない。
主演の向井理が周りに流されがちなちょっと頼りないリーダーを演じていたけど最後には前向きになっていて好感を持てた。
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