月影

慟哭の月影のレビュー・感想・評価

慟哭(1952年製作の映画)
3.7
題名さえ知らない映画だが、キネマ旬報で10位に入っている作品。
新東宝チャンネルで期間限定公開だったので観た。

佐分利信は新人女優が憧れるのは無理もない渋い男性である。奥さんを病気で亡くしていることで新人女優もどんどん接近できた。木暮三千代という美女でも若さで勝てるという自信があるのか。
その押しに負けたのか、佐分利信がコロッと惚れてしまう設定なのだが、そこに共感できなかった。

言っちゃ悪いが、新人女優役の阿部寿美子が可愛くないのだ。
その友達の方がずっと可愛い。どうして彼女を選ばなかったのだろう。オーディションで落とされたのだろうか。

それと、女優が一回間違いを起こしただけで女性を許さないという思考も時代の違いかな。
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