ksana

愛の残像のksanaのレビュー・感想・評価

愛の残像(2008年製作の映画)
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これが"絶対的な"愛だなんて、いかにして信じることができる?

どれだけそう思いたくても、不確かで曖昧で無限に交錯する選択肢が常に目前にある以上、その問いに確かな輪郭を与えることは不可能でしょう

それでもそこにしか辿りつくしかない感情を持ちえたなら、相手どうこうの問題ではなく、それは自己の心が人間の最果てへ到達したといえる? それは、人間の底で誰もが渇望する自己の超越を意味している?

自己の超越とは他者への生成変化 あるいは他者化願望の究極の形態かもしれない
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