ゴン吉

花嫁の父のゴン吉のレビュー・感想・評価

花嫁の父(1950年製作の映画)
4.0
娘を嫁がせる父親の心情をユーモラスに描いたヒューマン・コメディ作品。

スペンサー・トレイシーが主演、ジョーン・ベネットが妻役を、エリザベス・テイラーが娘役を演じる。
後にスティーヴ・マーティン主演の「花嫁のパパ」(1991年) としてリメイクされる。

弁護士のスタンリー・バンクス(スペンサー・トレイシー)は一人の娘と二人の息子をもつ中流階級の父親。
20歳になる娘のケイ(エリザベス・テイラー)が26歳のビジネスマンと結婚したいと言い出す。
結婚に戸惑うスタンリーであったが……  

結婚を打ち明けられた父親が娘を新婚旅行に送り出すまでの三か月の出来事と心情をユーモアを交えながらコミカルに描いています。
質実な父親に対して一生に一度の晴れ舞台を楽しみにする奥さんと娘さん。
子供だと思っていた娘がいつの間にか大人になっていて旅立っていく。
娘を送り出して一人になった父親の心に、これまでの娘との想い出が回想される。
父親とはそんなものかもしれませんね。
この家族は、娘さんも奥さんも息子さんも、みんな素直で心地よい。
観終わった後は幸せな気持ちになれます。 

”ことわざがある「息子は娘をもらうまで でも娘は生涯 娘のまま生涯」だ”

2023.5 NHK BSP で鑑賞(字幕:栗原とみ子)
2022.6 NHK BSP で鑑賞(字幕:栗原とみ子)
ゴン吉

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