すごく好み。
ノスタルジック・ハードボイルドかと思っていたが、案外コメディ強め。
オープニングからがっつり掴まれた。
要所で臭いセリフや露骨な決めポーズが、ダサいのにカッコいい。
線路の襲撃シーン。足元だけを写して2人の人物関係を明確にし、溜めて溜めてようやく犯人の全身像が分かる。
マンガのコマ割りをそのまま映像化したようなカット。
アクションシーンにしても、フィルムを歪ませたような描写で、殴られた時のインパクトを表していて面白い。昔はよくあった手法らしい。
ネガ反転からの回想シーンも面白い。白黒だからこそ、現在と回想の区別をするのに効果的。