がんびーの

ブルー・ストリークのがんびーののレビュー・感想・評価

ブルー・ストリーク(1999年製作の映画)
3.9
今まで観てきたバディ系コメディの中でも一番笑ったかも。

すごく面白い。
そして何より、誰も悪者にならず物語が終わる。

主人公は「Do the right thing」「バッド・ボーイズ」などで有名なM・ローレンス。監督はいまいち知らない人でした。「34丁目の奇跡」の人。

物語は主人公マイルズを含む四人組が宝石泥棒をおこなう所から始まります。計画通り宝石は盗むことができたのですが、仲間の一人が金目当てに裏切りを起こします。そのせいで逃げるのが遅れ、マイルズは警察にバレてしまいます。必死に逃げるマイルズですが、もう逃げられないと思い盗んだ宝石を建設中のビルの一角に隠してから警察に逮捕されます。2年後、出所したマイルズは隠した宝石を取り戻すために、建設中だった建物に向かいますが、そこはLAPD(警察署)になっていたのです。どうしても宝石が欲しかったマイルズは、警察と偽って署内に入ることなるのですが…。

物語の設定はあるあるですがやっぱり面白いです。元犯罪者のマイルズとバディの新米刑事のすれ違いながらも成立するやりとりは声が出てしまいました。犯罪者の経験があるからこそわかる犯人の心理、巡回中に起こったコンビニ強盗の犯人が昔の仲間だった、などなど。笑えるシーンがすごく多い。下品な表現もそこまで多くないので家族で楽しめるかなと。

何より良かったのはマイルズを演じたM・ローレンスの愛くるしさですね。「いやこれ絶対バレるだろ…」って場面も、底抜けの笑顔をやたら高いテンションでなんとかする彼の姿勢が大好きです。

ぜひぜひ
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