のり

愛が微笑む時ののりのレビュー・感想・評価

愛が微笑む時(1993年製作の映画)
3.9
いくつあっても困らない抗鬱映画。

設定が独特。
同じバスに乗り合わせていた4人が交通事故で死亡。近くにいた赤ちゃん(トーマス)に4人の魂が乗り移り、その子にだけ見えるゴーストになった。
大人になるにつれトーマスは彼らを忘れたものの、彼らは自分達を成仏させるため、トーマスにもう一度自分達の存在を思い出させて、一人一人の“思い残し”をやり切る話。

まず子供時代のトーマスの子役が可愛すぎる。

RDJが若い!そして、さすが演技がうまい。『トロピック・サンダー』でも思ったけど、
この人のすごいところは、違う性別、人種を違和感なく演じられることだと思う。

テッパンだけど、
ゴーストが見えるアドバンテージ、家に侵入する時の目となり耳となる感じとか、
亡き母がトーマス通じて息子に話しかける感じとか、やはりありきたりでも感動するからね。

最後のゴーストの“思い残し”がただやり直す的なやつではなく、未来へ繋げていくオチもよかった。
のり

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