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愛が微笑む時のpauhのネタバレレビュー・内容・結末

愛が微笑む時(1993年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

バスで霊体となった4人が偶然近くで出産された赤ちゃんに取り憑いてしまうというファンタジーながらも、笑いあり感動ありで子供も大人も楽しめるようなストーリーで最高でした!
霊体の4人もそれぞれ個性があり魅力的で、トーマス幼少期の秘密の友人感がほっこりして5人でトイレにて歌を歌うシーンはそれぞれ楽しそうで心が温まりました。
別れを惜しむ幼少トーマスが可哀想ながらも、大人になってからの再会が最悪過ぎて、その後の会議での地獄のような恥晒しっぷりも不憫過ぎて面白かったです。
半ば強制的に4人の心残りミッションをこなす姿もコメディ混じりで面白く、なかなか大概な事をやらされていて特に前半男2人の割りと無茶ぶり感に笑えました。
無茶苦茶されながらも子供の時のように大人になってからも一緒に歌う姿は微笑ましく、順に来る別れのシーンは辛かったです。
ただ息子とのまさかの再会の場面は感動シーンかと思いきや、トーマスの奇行(憑依によるものだけど)で笑え、最後のまさかの切ない展開も心温まる発想と神様の思し召しにより素敵なラストを迎えられて大人の今だからこそ心に残りました。
主人公のトーマスもなんだかんだ言いながらもめちゃくちゃ思いやりのある心優しい子で、小さい時の心を忘れずに成長してくれていたのも良かったです。
4人の霊の無茶苦茶加減と振り回されるトーマスの姿に笑える、感動できる作品でした!
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