Jeffrey

マイエルリンクからサラエヴォへのJeffreyのレビュー・感想・評価

3.0
「マイエルリンクからサラエヴォへ」

冒頭、オーストラリア=ハンガリー帝国の皇位継承。革新的なイデオロギー、チェコ人の伯爵令嬢との恋、身分違い、困難。今、サラエボ事件を背景にした2人の悲恋が映される…本作は本作は1940年にマックス・オフュルスが監督したドラマで、この度DVDにて初鑑賞したが面白い。どうやら第一次大戦の引き金となったサラエボ事件で暗殺されることになるフェルディナンド公とチェコ令嬢ゾフィーの悲恋を描いたものである。ユダヤ系ドイツ人のオフュルスは1933年フランスに亡命して、38年にフランス国籍を取得した後の作品が本作とのことだ。ラストショットまで彼の究極の移動カメラが凄く、史実を再現したドラマとして有名だ。さて、物語はオーストラリア=ハンガリー帝国の皇位継承者フランツ・フェルディナント大公は、革新的な考えの持ち主だったため皇室から疎まれていた。チェコ人の伯爵令嬢ゾフィーと出会った彼は恋に落ちるが身分の違う2人には多くの困難が待ち受けていた…と簡単に説明するとこんな感じである。
Jeffrey

Jeffrey